2018.06.21 Thursday
小さな渦巻き
午前、「手をつなぐ親の会」の役員さんが石川市長と面会。同席させていただき、高齢化する障がい者の方たちの生存権保障について、市政への要望など具体的なお話をしていただきました。
午後、「郡山の子どもたちと遊ぶ会」の事務局作業。
夕刻、社民党埼玉県連合三役会、常任幹事会。
夜、「後期」青年労働者と飲食。職場の人間関係の悩みなどを聴きました。
明日は、城西大学で「ボランティアとキャリアデザイン」というテーマで、学生さん300人にお話をさせていただけることになりました。これから、その準備をします。
みんな、いろいろなところで頑張っています。明日の話に活かせたらいいなあと思います。茨木のり子さんの「小さな渦巻」という詩を思い出しました。
ひとりの籠屋が竹籠を編む
なめらかに魔法のように美しく
ひとりの医師がこつこつと統計表を埋めている
厖大なものにつながるきれっぱし
ひとりの若い俳優は憧憬の表情を 今日も必死に再現している
ひとりの老いた百姓の皮肉は<忘れられない言葉>となって
誰かの胸にたしかに育つ
ひとりの人間の真摯な仕事は おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる
それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとりすきなところに花を咲かせる
私がものを考える 私がなにかを選びとる
私の魂が上等のチーズのように 練られてゆこうとするのも
みんな どこからともなく飛んできたり
ふしぎな磁力でひきよせられたりした
この小さく鋭い龍巻のせいだ
むかし隣国の塩と隣国の米が交換されたように
現在 遠方の蘭と遠方の貨幣が 飛行便で取引されるように
それほどあからさまではないけれど 耳をひらき目をひらいていると
そうそうと流れる力強い ある精微な方則が
地球をやさしくしているのが わかる
たくさんのすばらしい贈物を いくたび貰ったことだろう
こうしてある朝 ある夕 私もまた ためらわない
文字達を間断なくさらい 一篇の詩を成す このはかない作業をけっして。
午後、「郡山の子どもたちと遊ぶ会」の事務局作業。
夕刻、社民党埼玉県連合三役会、常任幹事会。
夜、「後期」青年労働者と飲食。職場の人間関係の悩みなどを聴きました。
明日は、城西大学で「ボランティアとキャリアデザイン」というテーマで、学生さん300人にお話をさせていただけることになりました。これから、その準備をします。
みんな、いろいろなところで頑張っています。明日の話に活かせたらいいなあと思います。茨木のり子さんの「小さな渦巻」という詩を思い出しました。
ひとりの籠屋が竹籠を編む
なめらかに魔法のように美しく
ひとりの医師がこつこつと統計表を埋めている
厖大なものにつながるきれっぱし
ひとりの若い俳優は憧憬の表情を 今日も必死に再現している
ひとりの老いた百姓の皮肉は<忘れられない言葉>となって
誰かの胸にたしかに育つ
ひとりの人間の真摯な仕事は おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる
それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとりすきなところに花を咲かせる
私がものを考える 私がなにかを選びとる
私の魂が上等のチーズのように 練られてゆこうとするのも
みんな どこからともなく飛んできたり
ふしぎな磁力でひきよせられたりした
この小さく鋭い龍巻のせいだ
むかし隣国の塩と隣国の米が交換されたように
現在 遠方の蘭と遠方の貨幣が 飛行便で取引されるように
それほどあからさまではないけれど 耳をひらき目をひらいていると
そうそうと流れる力強い ある精微な方則が
地球をやさしくしているのが わかる
たくさんのすばらしい贈物を いくたび貰ったことだろう
こうしてある朝 ある夕 私もまた ためらわない
文字達を間断なくさらい 一篇の詩を成す このはかない作業をけっして。