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武井誠・デイリーレポート(活動日記)

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「未来への大分岐」


 午前、春日部へ。埼玉県私鉄労働組合連合会第44回定期大会で連帯あいさつ。
 午後、市議会議員全員協議会。台風19号被害と対策について執行部が説明。
 夕刻、埼玉教職員組合入間支部会議。
 夜、議会報告会、原爆絵画展実行委員会などの準備。

 友人に勧められて「未来への大分岐」という本を読みました。なんかすごいことが書いてあるような気がする。もう1回、ゆっくり読み直してみたいと思います。

 少し長くなりますが、東京新聞に掲載された書評を転載します。

 社会運動が政治変える 『未来への大分岐』大阪市立大准教授・斎藤幸平さん(32)

 経済学者カール・マルクスの研究で国際的に高い評価を受けている。哲学者のマイケル・ハート氏や経済ジャーナリストのポール・メイソン氏といった欧米の名だたる知識人と語り合い、未来への指針を探ったのが本書だ。

 人と同じ進路を歩むことに疑問を感じ、高校卒業後は米国の大学に進んだ。資本主義の欠点を指摘したマルクスの思想に興味を持ち、福島第一原発事故の発生後にさらに関心を強めた。

 マルクス研究が盛んなドイツに渡り、博士号を取得。「人と自然との持続可能な関係と、マルクスが理想とした社会主義って明確に結びつくんだと気づいた」。マルクスの視点から環境問題を論じた本を英語などで刊行し、昨年、マルクス研究界最高峰の賞「ドイッチャー記念賞」を日本人で初めて、史上最年少で受賞した。

 帰国したのは三年前。「環境問題に対して日本人の関心が低いことにショックを受けた」と振り返る。マルクスは、お金もうけが最優先される資本主義の下では、環境破壊が猛スピードで進むと考えた。「今の経済成長って未来の富や幸福を先食いしているだけ。このままでは、気候変動で今のように暮らせなくなる」

 本書の話題は環境問題や科学、政治など多岐にわたる。ただ、いずれも資本主義をどう乗り越えるか−という課題が焦点になる。対話を通して鍵として浮かび上がるのが、社会運動だ。

 「選挙でいいリーダーが選ばれれば社会がよくなるという考えが日本では強いけれど、そうではない」。バーニー・サンダース米上院議員やジェレミー・コービン英労働党党首といった左派から支持されるリーダーについて、「社会運動が彼らの政策に強い影響を与えている」と指摘する。

 例えば、反緊縮の経済政策。「欧米では、資本家ではなく労働者が自ら経営権を持つ生産者協同組合を育てようという社会運動がまずあって、それを政治家の彼らが金融緩和で支援しようとしている。お金をばらまけば景気が良くなるという単純な話じゃない」

 本書には、哲学書『なぜ世界は存在しないのか』が昨年、日本で異例の売れ行きとなった哲学者のマルクス・ガブリエル氏との対話も収める。「社会の問題を思想の立場で捉えて、積極的に社会へと発信している人たちと議論した。日本と欧米の左派の考えには大きな違いがあることを知ってほしい」

 集英社新書・一〇五八円。(小佐野慧太)
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